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セミナー後記 2013年10月19日 学生支援セミナー(2013年 第7回)開催報告 

2013年10月19日(土)にIFHD学生支援セミナー(2013年 第7回)を開催しました。

2013年の第7回は、「日本の金融業界はこんな仕事をしている!」と題し、金融業界に携わる社会人の方をお招きして、お話をいただきました。

 

今回、参加してくださった労働組合の皆さんは、MS&ADシステムズ労働組合、住友生命労働組合、損害保険労働組合連合会、大同生命内務従業員組合、東京海上日動火災労働組合、日本興亜労働組合、三菱UFJ信託銀行従業員組合、三菱UFJニコス労働組合、明治安田生命労働組合の方々です。

 

今回もいつものグループディスカッションに加えて、第4回から始めたワールドカフェ方式で一部進めていきました。最初に各労働組合から会社の紹介と自己紹介をしていただきました。まず、金融業界の全体像と個別の仕事(信託銀行、生命保険、損害保険)の把握です。次に理事長の藤村より問いが出され、ディスカッションが始まりました。

 

ワールドカフェ方式は、カフェのような落ち着いた雰囲気でディスカッションし、様々な人との話から新しいものを創り出す方式です。問いに対して、各テーブルに用意してある模造紙に、各グループで出た意見を書き込んでいき、各セッション後にテーブルを移動します。移動する時、1名(ホスト:学生)だけ残り、次にテーブルに集まってくる人たち(旅人)に、どんな話をしていたか伝えていきます。そこから次の問いに移って、さらに議論を深めていき、最後は振り返りをしてもらうというものです。会の終盤には、各テーブルのホストと社会人代表の方に振り返ってもらった内容を発表してもらい、より理解の深さと広がりを高めていただきました。

 

問いは以下の通りでした。

Q1. 自己紹介

Q2. 学生は金融業についてのイメージ、社会人の方々は学生の時に思っていた金融業のイメージと実際に働いてみてわかったこととの違い

Q3. 仕事をしてきて印象に残っている出来事(いい話、悪い話)

 

今回、キーワードとして挙がったのが「信頼関係」、「人間力」の2つでした。最後の振り返りをしている中で深まった内容です。社会人の方から集中してでた言葉でもあります。どの業界にもあてはまることではありますが、今回は特に人と人のつながりが話題となりました。

仕事をする上で、人と人が対面することは避けられません。どんなに嫌でも人と人の関係によって仕事は成り立っていきます。なかでも「信頼関係」と「人間力」が挙がったのには理由があると思われます。

「信頼関係」は、相手があって初めて成立します。1人で築くことは出来ません。企業内部での信頼関係が築かれていて初めて、対外的な信頼関係もできてきます。誰しも、他の人に助けてもらって仕事をしています。信頼関係があるからこそ、人は助けてくれるのです。いい仕事をしようと思ったら、信頼関係は不可欠です。

「人間力」は、自分のものです。信頼関係を築いていく時に必要とされるものと言えます。人間力を高めるには様々な人との出会いや付き合いを経験することが必要となります。より多くの人と接することでいろいろなタイプの人と話や意思の疎通ができるようになります。信頼関係構築のためにも重要な能力となるものです。

今回の議論を通して、学生は、「仕事は1人で成されているものではない」ことを認識できたのではないでしょうか。学生時代に色々なところに行って、色々な人と接することは、社会人になる前にできる数少ない実践的経験です。ぜひ、IFHD学生支援セミナーの場を有効活用していたければと思います。

 

開催場所:東京しごとセンター セミナー室

時間:13:30~17:00

 

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NPO IFHD 事務局

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