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2013年1月24日 IFHD労働組合セミナー(2013年 第1回)開催報告 

2013年1月24日(木)にIFHD労働組合セミナー(2013年 第1回)を開催しました。

2013年の第1回は、法政大学大学院教授/IFHD理事長の藤村博之氏が、「高齢者雇用と労組の役割  -多様な従業員が競争力を高める-」について報告しました。
昨年8月に改正された高年齢者雇用安定法が今年4月から施行されます。今回のセミナーでは、目の前の課題をどうするかという点だけでなく、これからの日本社会を私たちはどう運営していくのかといった点についても考えていきました。
 
藤村氏の報告は、次の10点から構成されていました。
1.労働法令の改正と企業の対応
2.高齢者問題を考える視点
3.高齢者雇用のとらえ方
4.高齢者の労働意欲は日本の財産
5.60歳以降の雇用の問題点
6.高齢社会を生き抜く能力開発
7.労働組合の役割
8.ダイバシティ・マネジメント
9.人財育成上の課題
10.元気な会社にする秘訣
高齢者雇用は、高齢者になった人だけの問題でなく、20歳代からの働き方をとらえ直すきっかけになるものであるというのが印象的でした。高齢社会を乗り切るには継続的な能力開発が重要だという点を強調されました。
 
報告のあと、疑問点や各労働組合での取り組みについて議論しました。
大きくは、能力育成に取り組んでもらうためにはどのようにすればよいか、労働組合としてのどんな取り組みをしているかについて議論になりました。継続的に能力開発をしていってもらうための意欲向上策に論点が集中しました。
高齢者雇用に対する労働組合の役割は、意欲向上と能力開発のきっかけを提供し、水先案内をすることだと感じました。
 
開催場所:法政大学新一口坂校舎 教室
時間:18:30~20:30
 
 
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NPO IFHD 事務局

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