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セミナー後記 2019年6月15日学生支援セミナー(平成31年度第3回)

2019615日(土)に平成31年度第3IFHD学生支援セミナーを開催しました。

今回は、「日本の自動車産業はこんな仕事をしている」と題し、日産自動車労働組合、三菱自動車工業労働組合の皆さまをお招きして、お話をしていただきました。

 

最初に、IFHD理事長の藤村がセミナーの趣旨と進行方法について説明しました。このIFHDでは働く現場で起こっていることを学生たちに伝えたい。なぜなら、就職するとそこで達成感を得てしまう。しかし、就職がゴールではなく入社してからいろいろな事が起こる、ということを知ってもらいたい。など、セミナー趣旨について説明がありました。

その後に、各労働組合から、会社と労組の紹介、参加メンバーの紹介をしていただいた後、藤村が議論のテーマを設定して、ディスカッションが始まりました。より活発な議論を行うため、学生を45名の小グループに分け、そこに企業の方に1名ずつ入っていただき、ディスカッションに参加していただきました。また、より多くの人の話を聞けるように、テーマを3つ設定し、テーマごとに席替えをしながら進行しました。

 

設定したテーマは以下の3つです。

テーマ1.我が社は、こんなこともしています

テーマ2.会社に入る前に思ったこと、入ってから分かったこと

テーマ3.仕事の大変さとおもしろさ

 

30分~40分程度のグループ討議では休憩をはさみながら計3回行い、様々な企業労組の方々から普段は聞くことのできない貴重な話を伺うことができました。1つのテーマが終わるごとに、各テーブルの学生代表がディスカッションで出た内容を発表し、グループ討議の内容を全体で共有する機会を持ちました。

 

【学生の発表】

テーマ1について

・宮城県での植樹やキッザニアなど、社会貢献活動に力を入れている

・車を作りだけでなく、自動車学校を手掛けている。

EVと自動運転を取り入れることで差別化を図っている。EVは充電に時間がかかるため、この点が改善されるともっと普及すると思った。

・車はいろいろな部品から成り立っている。その部品をいろいろなサプライヤーから調達している。自動車はメーカーだけでは作れない、と思った。

 

テーマ2について

・正直入社して配属されたところは雰囲気が悪く、パワハラもあった。ずっとそこだと思っていたが、移動があったので良かった。

・自社がどんなスポンサーをやっているのかを知ると面白い。

・意外と実際の仕事は地味なものが多い。

・やりたい仕事とできる仕事は違うと思った。

・在宅勤務やフレックスタイム制など、選択肢が多く働き易いと思った。

 

テーマ3について

・今後、AIが普及してもコミュニケーションは大事だと思った。

・仕事は大変よりも面白い方が大きいと感じる人もいて、人によって捉え方が違うと思った。

・失敗した際は、落ち込む前に改善策を考える。

・最初は現場の人たちが言うことを聞いてくれないが、コミュニケーションをとり続けるうちに段々と聞いてくれるようになるのが楽しい。

・最近の若い人は携帯電話での会話を、席を立って廊下で話すので、今何をしているのか(何でトラブっているのか)の情報共有ができない。

 

セミナーの最後に、各企業からお越しいただいた方々から、以下のような感想をいただきました。

・忘れていた若いころのことを思い出した。リフレッシュできた。

・学生が抱える漠然とした不安を感じることができて、非常に参考になった。

・今日の経験を新入社員との接し方に活かしたい。

・アルバイト、サークル、学校などそれぞれの場所でいい経験をしていると感じた。今後の就活に活かしてもらいたい。

・人の付加価値は「気持ち」で、これはAIにはできないこと。仕事にも気持ちがあることを忘れないで欲しい。

 

セミナー風景

    

 

 

 

 

 

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