2020年1月11日:13:30~16:30
学生支援セミナー(平成31年(令和元)度第8回)
開催場所:東京しごとセンターセミナー室
2020年1月11日(土)に平成31年(令和元)度第8回IFHD学生支援セミナーを開催しました。
今回は、「日本の交通・観光産業はこんな仕事をしている」と題し、JR連合、航空連合ANA労働組合、JTBグループ労働組合連合会、京王プラザホテル労働組合の皆さまをお招きして、お話をしていただきました。
最初に、IFHD理事長の藤村がセミナーの趣旨と進行方法について説明しました。かつて藤村が法政大学のキャリアセンター長を務めていた際、仕事現場の生きた情報を伝えるには労働組合の方たちから話を聞くことがよいだろう、と考えたことからこのNPOを立ち上げた、など簡単なセミナー開催の経緯について説明がありました。
その後、各労働組合から会社と労組の紹介、参加メンバーの紹介をしていただいた後、藤村が議論のテーマを設定して、ディスカッションが始まりました。より活発な議論を行うため、学生を1~2名の小グループに分け、そこに企業の方に1~2名ずつ入っていただき、ディスカッションに参加していただきました。また、より多くの人の話を聞けるように、テーマを3つ設定し、テーマごとに席替えをしながら進行しました。
設定したテーマは以下の3つです。
テーマ1.我が社は、こんなこともしています
テーマ2.会社に入る前に思ったこと、入ってから分かったこと
テーマ3.仕事の大変さとおもしろさ
20分~30分程度のグループ討議では休憩をはさみながら計3回行い、様々な企業労組の方々から普段は聞くことのできない貴重な話を伺うことができました。1つのテーマが終わるごとに、各テーブルの学生代表がディスカッションで出た内容を発表し、グループ討議の内容を全体で共有する機会を持ちました。
【学生の発表】
テーマ1について
・オリンピックの展示を行ったり、待ち合わせ場所に利用されるなど、人々が集う場所を提供している
・被災地の復興支援や地域活性化に取り組んでいる
・グローバルスタッフとして裏方の仕事も多い
・飲食関連から機体整備業務までグループ企業で幅広く取り扱っている
・スポーツチケット収入、ホテル収入など利益を出す手段が幅広い
テーマ2について
・入社1年目からグループ企業に出向したり、グループ企業間での移動が多い
・企業パンフレットに載っていること全てが正しいわけではない、入ってから気づくことがたくさんある
・学生時代のアルバイトで培ったスキルを活かすことができた
・大企業だからといって完璧な人材ばかりではない、完璧な上司や部下はいないと思うようになった
・とにかく体力勝負、また想像していたような女社会があった。
テーマ3について
・仕事は9割が大変なことだと思った
・仕事とプライベートのオンオフの切り替えが大事
・様々なお客様に会えることが楽しい
・サービス業は第一印象が大事、身だしなみには気を付けている
・会社に入っても勉強は大切、むしろ学生時代よりも勉強している
最後に、本日お話をいただいた労働組合の皆様を代表した方から一言感想をいただいた。
・自分の考えや自分が大切にしていることなどをあらためて整理できた
・この先の大変なことは続くので、勉強を続けて欲しい
・会社に入る前に色々な世代の人と関わることができるのは羨ましい、大事にして欲しい
セミナー風景
この記事へのコメントはありません。