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セミナー後記 2019年11月16日学生支援セミナー(平成31年度第6回)

  20191116日(土)に平成31年度第6IFHD学生支援セミナーを開催しました。

今回は、「日本の流通産業はこんな仕事をしている」と題し、イトーヨーカドー労働組合、UAゼンセン流通部門、イオンリテールワーカーズユニオンの皆さまをお招きして、お話をしていただきました。

 

最初に、IFHD理事長の藤村がセミナーの趣旨と進行方法について説明しました。このセミナーは、藤村がかつて法政大学のキャリアセンター長を務めていた際の経験から、学生たちに就職に対するイメージと現実の違いを知って欲しい、働くことの意味を考えて欲しいなど、趣旨について説明がありました。

その後、各労働組合から会社と労組の紹介、参加メンバーの紹介をしていただいた後、藤村が議論のテーマを設定して、ディスカッションが始まりました。より活発な議論を行うため、学生を34名の小グループに分け、そこに企業の方に12名ずつ入っていただき、ディスカッションに参加していただきました。また、より多くの人の話を聞けるように、テーマを3つ設定し、テーマごとに席替えをしながら進行しました。

 

設定したテーマは以下の3つです。

テーマ1.我が社は、こんなこともしています

テーマ2.会社に入る前に思ったこと、入ってから分かったこと

テーマ3.仕事の大変さとおもしろさ

 

30分~40分程度のグループ討議では休憩をはさみながら計3回行い、様々な企業労組の方々から普段は聞くことのできない貴重な話を伺うことができました。1つのテーマが終わるごとに、各テーブルの学生代表がディスカッションで出た内容を発表し、グループ討議の内容を全体で共有する機会を持ちました。

 

【学生の発表】

テーマ1について

・おむつから葬式まで取り扱い、人の一生に関わるビジネス展開を行っていて幅広いと感じた。

・ペットボトル回収や地域の伝統野菜の復活事業など環境保全活動や地域との活動に力を入れているという話が印象的だった。

・最近は実店舗だけでなくネットスーパーにも力を入れており、生鮮品を鮮度を保ったままお客様に届けるために大変な努力をしていることを知った。

 

テーマ2について

・それぞれの部署、部門ごとに知識や技能が必要で習得するのが大変だった。しかしその都度成長できると感じた。

・レジ打ちからイベントの着ぐるみまでいろいろな仕事があるなと思った。

・アルバイトからの就職だったが、入社前後では責任感がまるで違うと感じた。

・入社前はパートさんやアルバイトよりも社員の立場が上だと思っていたが、実際は全くそのようなことはなく、教えられることの方が多かった。

 

テーマ3について

<大変さ>

・トイレで体を洗うお客様がいたこと

・店内を自転車で横断するお客様がいたこと

・理不尽なことを言うお客さまやお客様からのクレーム対応

・売り上げが伸び悩んだ時

・自分よりも年上の部下への対応

 

<おもしろさ>

・売り場変更やマネキンの服の組み合わせ変更で売上(成果)が上がったとき

・転勤が多い業種だが、いろいろな地域のいろいろな人と関われること

・クレームでお客様の家を訪問した際、ご理解いただき最後にはお礼を言われたとき

 

セミナー風景

  

 

 

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